228名無しさん@おーぷん 2017/02/23(木)12:53:09 ID:njp
冒頭の出来事が起こったのは本格的な冬がはじまったころ。
その日私一家は家族で日帰り温泉旅行に出ていて留守にしていた。
帰りの車の中で「今晩にも雪が降り始めるね」とか言いながら帰宅したのを覚えている。
家に戻ったら、犬がきゅーんきゅーんっていうか、くぅーんっていうか、とにかく鳴いていた。

当時飼っていた犬は中型犬だったけど、亡き先住民の猫のお母さん(気が荒かった)に育てられたせいか性格が丸く、無駄吠えとかはしない子だったから家族全員不思議に思った。
基本は室内飼いで家族が留守の時だけ外につないでいたから家族が戻ってくると早く家に入りたいから寄ってきたのに来る気配もなく、ただ助けを求めるような声で鳴いていた。
小屋を覗いた父がガチガチに凍えたBを発見した。
霜が降ったみたいに髪が白くなっていたそうだ。


この時点で私は犬と部屋にいろと両親に言われ、パニックを起こす暇もなく部屋に入った。
(凍死寸前の同級生を8歳の娘に見せるわけにいかないと配慮したそうだ)
両親があわただしくしている中、近所に住んでいる母の妹が来てくれて私についていてくれた。
すぐ呼んだ救急車に母が乗り込んで、父がBの祖父母宅に怒鳴り込んで行った。
Bは朦朧としていたけど意識はあって、両親や駆け付けた救急の人の質問にとぎれとぎれだったけどちゃんと答えたそう。
キチ祖父母、雪が降ってもおかしくない気温のなか子供に頭からホースの水をぶっかけて、朝まで外で過ごせと放り出されたそうだ。
「悪霊を祓うためにカンゴリ」だってさ。怒鳴り込んだ父が逆切れされ、B祖父母宅でもみ合いになったらしく24騒ぎ。

危うく父が訴えられるところだったが、孫を凍死させかけた祖父母が檻行き。
Bは肺炎を起こしてしばらく入院した。幸いというには複雑だけど発見後の両親の処置がよかったようで凍傷にはならなかった。
(雪が降らない地方の人にはピンとこないかもしれないけど、濡れた状態で0度近い気温の外に半袖半ズボンで数時間いたら手足が凍傷になってもおかしくない。)
そんな息子を見舞うことも、退院を待つこともなく母親が失踪。

呆れたことにB家は健康保険未加入だったらしく、保険証がない状態で高騰した医療費が救急車を呼んだ両親にかぶった。
近隣、担任、うち両親が総出になってBの失踪した母親と、生死のわからない父親を捜し、退院する直前に父親の所在がわかった。(どう調べたのかは不明)
父親、すでに再婚していたらしく医療費だけは支払ったものの引き取り拒否。結局Bは施設に行った。

写真を整理していたら19歳で天国に召された犬の写真が出てきて、その時のことが思い出されたので書き込みにきた。
あの時父が言うには犬のほうがBに覆いかぶさっていたらしいから、小屋に入ってきたBを必死にあっためていたんだと思う。
幼かった弟がいたずらしても反撃したり吠えたりしない子だったし。
退院した後のBがどう暮らしているのかは知らない。

一度うちに手紙が来て、母が返事を書いたけどそれ以降の連絡はなかった。
(私も読んだけど内容はもう覚えていない。ご飯を食べさせたことや、手足がちゃんと動くこととか、助けてくれてありがとう的なことが書いてあったと思う)
今幸せに暮らしていることを願う。


229名無しさん@おーぷん 2017/02/23(木)14:09:06 ID:oAx
これまた修羅場というべき修羅場だな
Bは幸せに暮らしていると願おう…
ワンコも偉いな

230名無しさん@おーぷん 2017/02/23(木)20:54:41 ID:oFz
>>228が友達だった、ってことはBにとって凄く救われたんだろうね
ご両親もワンコも素晴らしい
Bがどこかで普通に幸せに暮らしていますように


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