756名無しさん@おーぷん 19/09/26(木)00:26:32 ID:r3.jx.L1
ブサイクな私の母の話。

私の母は芸術畑の天然パワフルお花畑な人。
いつも何か歌いながら行動してるし、驚いた時やショックな時は「なぬ!?」「こりゃ困った」「ワタワタワタっ」とリアクションが漫画っぽい。
ストレスが溜まった時は“ブギウギ・ダンス”をしてストレス解消。家の中で突如ブギウギやりだす。時には誰もいなければ道端でも。
母曰く楽しい動きで体を動かすとスッキリするらしい。


そんな母は物心ついた時にはもう既に私の顔を両手で包んで、「私のonly oneさん」とニコニコしながら言っていた。
その次には「なんて可愛いの!なんて素敵なの!個性的!そう!それは個性!ゆ~い~つ~む~に~~!」と宝塚バリに身振りも合わせて歌って〆てた。
お陰で小1でonly oneだの個性だの唯一無二だの英語も漢字も書けた。

確かに私の顔は個性的。正直ブサイクだなって思う。
でも私はこの顔が好き。だってこれが私。私の個性。唯一無二だから。
だから外見にコンプレックスを持つ事なく思春期を過ごし、大人になり、恋をして結婚した。

そしてこの度、第一子を産んだ。
これがもう私そっくり。可愛くて仕方ない。でもふと心のどこかでもし外見にコンプレックスを持ったらどうしよう?と不安になった。
私は好きだけど、彼が好きになるとは限らない。

そしたら面会室に息子に会いに来た母が手を大きく広げて駆け寄ってきて、ムニッと息子の顔を包んで、「なーんて可愛いの!!素敵!!もうあなたが大洪水~~!おばあちゃんは溺れそうよ!!」と叫んだ。

その瞬間持ってた不安がボフン!!!砕け散った。
そうよ!可愛いじゃん!個性!唯一無二なのよ!!と。

お母さん一年生はお母さん二十六年生に昔も今も快晴をもらってると思った。






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