963名無しさん@おーぷん 19/11/30(土)09:56:36 ID:z8.us.L1
アラ40のおっさんがアラ20あたりを懐かしむ話する

俺は高校の時無気力クズだった
三年間ただ席に座った挙句に就職したくないからという理由だけで大学進学を希望した
片っ端から受験して年明けギリギリに唯一三流大学に通って年度末に滑り込むみたいに入学手続きをした
当時の生活態度を考えるとそれでも奇跡の大成功みたいなものだった


周辺の下見どころか地名の読み方すらわからない状態から俺の大学生活は始まった
地元どころか通学圏内からすらほぼ出なかった俺からしたら地の果てのよくわからん町だった
つい最近まで高校生だったのになんでこんな所にいるんだくらいしか感想は無かった
新生活について何のビジョンも無かったので部屋はしばらく空っぽだった

町は完全に田舎で近くに店らしい店は全く無かった
バブルの頃に遊園地だったとかいう意味の分からんただっ広い公園しかなかった
周辺唯一の商業施設は「ゆめタウン」だった。それしか選択肢は無かった
なんか知らんけどとんでもない所に来てしまった…というのが一年生での実感だった


まだ世間にネットはなく暇を持て余しオタサークルに入った
わりと順調に友達は出来て皆でゆめタウンによく行った。というかそこしか行くところは無かった
本屋でテレビエヴァフィルムブックを買って考察したりおもちゃ屋でFF7を買ったりした
その片隅にファミコンソフトが定価で売られているのを見て凄い店だと思った
食品売り場で食物を買って誰かの家で鍋をしたりまたはファミレスで飯を食ったりした
マンションのトイレが壊れて急遽ゆめタウンのトイレに駆け込んだ話はわりとウケた
ゲームセンターでジョジョの格ゲーをやり最後は皆で卒業旅行をしてそんな感じで俺の大学生活は終わった


それから20年くらい経って俺は妻子持ちになっていた
家族旅行として久しぶりに大学のときの町に行った

あの田舎町とゆめタウンは全く変わっていなかった
本屋で絵本の読み聞かせ定期会が行われていた
子供がおもちゃ屋で見本のおもちゃを触りまくり結局何かつまらないものを買った
片隅には3DSのソフトが定価で売られていた
ファミレスでお子様ランチを頼んで食わせトイレで子供のオムツを代えた
ゲームセンターではマリオカートとアンパンマンをやった
食品売り場でおにぎりを買って近くの広い公園で子供と遊んで帰った

あの町は全く変わっていないが俺はだいぶ変わった
俺が変われたのはあの町のおかげだ




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