496名無しさん@おーぷん 20/02/07(金)23:40:18 ID:Xt.5w.L1
ふと思い出して垂れ流したくなりました
長いです

私には2つ下の弟がいます
20年以上前のことです
小学生の頃姉弟で水泳を習っていました
スクールバスで通っていましたが、お互い気恥ずかしく隣り合わせで座ったことはありませんでした
バスは程々の人が利用していて、ほとんどの子が家からお菓子を持ってきていて、お腹空いたレッスン後にバスで食べていました
持ってきてないのは私らくらいでした


母は夕飯食べれなくなるからと持たせることは絶対ありませんでしたし、家も裕福ではなかったのでお菓子のストックもありませんでした
でも私は皆が食べている匂いでお腹は空くし、何と言うかすごく一人前な行動をしている気がして物凄く憧れを抱いてました
なのである日なけなしの小遣いを持ち、スーパーに買いに行きました、多分全財産500円くらいだったと思います
あまりたくさん買うと母に怒られるので、2~3点にしようと思いました
その当時好物だった牛の絵のポッキーと、何かスナック系のものにしました
総額200円ちょっと
ここで悩みました
同じものだったら弟にも買える
でも私の全財産は消える
結局自分だけ買う後ろめたさとチンケな姉のプライドが重なり、弟の分も買いました
ビニール袋に二つに分けて入れ、一つを家を出る前に弟に渡しました

弟は喜びと戸惑い、驚きが混ざった顔をしてました
「いいの?本当に食べていいの?」
「大丈夫、私の分もちゃんとある、だから鞄に入れて失くすなよ!」
ありがとう、と小さく言った弟の目は輝いてました
その日のレッスン終わりが本当に楽しみで仕方ありませんでした
颯爽と着替え、たまには弟の近くに座ろうとバスに乗るのを待っていたのですが、いつまで経っても弟が姿を見せません
お菓子食べる時間なくなっちゃうよ!と焦りだし頃、泣きそうな顔をして弟が現れて言いました
「お菓子がない…」
「本当に?鞄の中ちゃんと探した?ロッカーの奥も?」
「なかった…」
私たちの近くでクスクス笑う男子の声が聞こえました
弟はその当時気弱でいじられやすいタイプでした
証拠はないですが直感でそいつらが盗ったと思いました
めちゃくちゃ腹が立ちましたが私もケンカ売れる程強くないので無理やり失くしたと思うことにしました
「しょうがない、一緒に半分こして食べよう」
弟に声をかけて隣同士で座りました
「僕はいいよ、姉ちゃんの分だろ、自分が悪いんだから」
「いいから一緒に食え」
「ごめんね…」
お菓子はあっという間になくなりました
「おいしかったね」
「うん…」
それ以来お菓子を持参するのはやめました
嫌な思いを再びしたくないし、一度やってみたらそんなに憧れを持つもんじゃないとわかったからです
何のことはないよくある、でも私にとっては強烈で忘れられない話です
あれより善行したのは今までないと自分では思ってます
弟は覚えているかわからないけど
子供がスイミング始めたので思い出して書きました
長くてすみません


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